いざOpenSeaでNFTを購入しようにも、見方が分からないって方多いんじゃないでしょうか。
OpenSeaのコレクションページには色々な有益情報が詰まっています。
NFT投資にも役立つので、ぜひ皆さん見方を覚えましょう。
特にトップページの情報は確認必須です!
今回はOpenSeaのコレクションページの見方について解説していきたいと思います。
この記事で分かること
- NFTコレクションページの見方が分かる
- NFTコレクションページの見るべきところが分かる
OpenSea(オープンシー)のNFTトップページの見方
OpenSeaのNFTコレクションページの見方を覚えることによって、NFT投資に役立ちますのでぜひ覚えていきましょう。
今回はTheMafiaAnimalsを使って説明していきます。
まずは、トップページ上段から見ていきます。
トップページの情報(1段目)
上段に記載されている情報は以下の通りです。
- items
- Created
- Creator earnings
- Chain
- Category
items
こちらは総コレクション数を表します。
このコレクションは、45点売りに出されているということです。
Created
コレクションがリリースされた日付です。
このコレクションは、2021年10月にリリースされています。
Creator earnings
こちらはコレクションが売買されるたびにクリエイターに入る収入のことです。
売買される度にクリエイターに、販売額の10%の収入が入ります。
つまり、NFTの販売額にはクリエイターフィーが上乗せされた金額となっています。
Chain
コレクションのブロックチェーンを表します。
このコレクションはイーサリアムを使用しています。
Category
コレクションのカテゴリーを表します。
このコレクションのカテゴリーはPFPsです。
PFPsとは
PFPsとはprofile photoの略のことでSNSなどのプロフィールアイコン用のアートを指します。
トップページの情報(2段目)
次に2段目を見ていきましょう。
2段目は特にNFT投資に役立つ情報が記載されています。
ここの情報は、よく確認しましょう。
2段目に記載されている情報は以下の通りです。
- total volume
- floor price
- best offer
- listed
- owners
- unique owners
total volume
こちらは、このコレクションの総取引量を表します。
このコレクションは発売されてから140ETH(約3200万円)取引されているということです。
言い換えると、このコレクションの人気度を表すことも出来ます。
floor price
現在売りに出されている、このコレクションの一番低い値段を表します。
このコレクションでは、22.2311ETH(約460万円)が最低価格です。
最低金額でもこの値段とは、日本を代表するコレクションの価格はもはやプレミア級ですね。
best offer
OpenSeaではコレクション単体でなく、コレクション全体に対してオファーすることが出来ます。
このコレクション内のどのコレクションでもいいからこの値段で欲しいというオファーです。
その中でも最高額の値段がbest offerで表されます。
このコレクションでは1WETHが最高額です。
コレクションを選ばずにオファーするので、価格がfloor priceより低くなっています。
listed
このコレクションのリスト率を表します。
リスト率とは
リスト率とは、このコレクションがどれくらい売りに出されているかを表す数字です。
このリスト率が低いほど、作品保有者が売りに出していない状態です。
つまり、売りに出したくない=人気が高いを表します。
このコレクションではリスト率が7%なので、約3体ほどしか売りに出されていません。
それほど人気だということです。
owners
このコレクションを保有しているオーナー数を表します。
unique owners
このコレクションのオーナー分散率と所有率を表します。
これは「オーナーウォレット数/コレクション数×100」で表すことが出来ます。
分散率と所有率は以下の状況で使い分けます。
オーナー分散率
コレクションが完売している場合、この数値はオーナー分散率を表します。
数値が大きいほどコレクションが多数のオーナーに所持されている=オーナーが分散していると分かります。
例)オーナーウォレット数=100、コレクション数=100の場合、100%となる。
反対にこの数値が小さいと、少数のオーナーが所有していると分かります。
例)オーナーウォレット数=1、コレクション数=100の場合、1%となる。
メモ
完売している時にこの数値が低いほど、少数のオーナーがコレクションを所有しているので、
そのオーナーが全て売ってしまうとコレクションの価格は暴落してしまいます。
オーナー所有率
コレクションが完売していない場合、この数値はオーナー所有率を表します。
数値が増えるほど、オーナー数が増えていることを表します。
例)オーナーウォレット数=20、コレクション数=100の場合、20%
注意
OpenSeaでは、本物そっくりの偽物が多く出回っています。
このトップページの情報が、本物を見分ける重要な情報になるのでしっかり見てから購入しましょう。
見分けるコツは、有名プロジェクトでコレクション数が多いのに、Total Volumeやfloor price、best offerが低い等を確認しましょう。
これらが低い場合は偽物の可能性が高いです。
また、このコレクションはついてませんがコレクション名の横に青のチェックマーク(認証マーク)がついているかどうかも判断基準です。
ただし、このコレクションのように本物でも全てのコレクションに認証マークがついているとは限りませんのでご注意下さい。
OpenSea(オープンシー)のNFTコレクションページの見方
続いて、各NFTを選択した時に表示されるコレクションページについて解説していきます。
①→②→③の順番に説明していきます。
①のエリア1段目の情報
まずは①のエリアの説明をしていきます。
右の縦列を見ていきましょう。
右列には主にコレクションの価格に関する情報が記載されています。
1段目に記載されいる情報は以下の通りです。
- Owned by
- views
- favorites
Owned by ~
現在のこのコレクションの所有者です。
~views
このコレクションの閲覧数です。
閲覧数が多いほど、人気のコレクションだと分かります。
~favorite
このコレクションがお気に入りに登録された数です。
こちらも同様に人気度を表します。
①のエリア2段目の情報
次に2段目を見ていきましょう。
2段目に記載されている情報は以下の通りです。
- sales ends
- current price
- Add to cart
- Make offer
sales ends~
このコレクションの販売期間の終了日が記載されています。
current price
現在のこのコレクションの値段(提示価格)が記載されています。
Add to cart
クリックすると買い物カゴに、このコレクションが入ります。
現在の提示価格で購入したい場合は、この「Add to cart」を選択します。
Make offer
提示価格でなく、オファー形式でこのコレクションを購入したい時はクリックします。
①のエリア3段目の情報
次に3段目を見ていきます。
3段目に記載されている情報は以下の通りです。
- Price History
- Listings
Price History
このコレクションの価格推移を表します。
横軸は取引された日付、縦軸は取引量を表します。
複数回取引された場合は左縦軸が取引量、右縦軸が平均取引量を表します。
①のエリア4段目の情報
4段目を見ていきます。
4段目に記載されている情報は以下の通りです。
- Listing
Listing
このコレクションが販売されている場合は、以下の情報が表示されます。
- 現在価格(ETH)
- 販売価格(USドル)
- 販売終了までの期間
- 所有者の名前が記載されています。
①のエリア5段目の情報
5段目を見ていきます。
5段目に記載されている情報は以下の通りです。
- Offers
Offers
このコレクションに対する、以下のオファー情報が記載されています。
- オファー価格(ETH)
- オファー価格(USドル)
- Floor price(最低価格との価格差)
- 有効期限
- オファーした人
オファーしたい場合は、個々の情報を参考にしましょう。
②のエリア1段目の情報
次は②のエリアを見ていきましょう。
左縦列はコレクションの基本情報が記載されています。
まずは1段目を見ていきます。
左列1段目に記載されている情報は以下の通りです。
- Description
- Properties
- About TheMafiaAnimals
Description
コレクションの概要が記載されます。
このコレクションの作成者名やコレクションの説明などが記載されます。
Properties
コレクションに使われているパーツ情報が記載されています。
パーツカテゴリー、パーツ名、パーツ使用率等が表示されます。
お気に入りパーツを使ったコレクションが他にも欲しい場合はここをクリックするとその他のコレクションを見ることが出来ます。
About TheMafiaAnimals
コレクションカテゴリーや各種SNS等のリンクが表示されます。
②のエリア2段目の情報
2段目を見ていきましょう。
左列2段目に記載されている情報は以下の通りです。
- Details
Details
コレクションの以下の詳細情報が記載されます。
- Contact Address
- Token ID
- Token Standard
- Chain・・・
- Metadata
- Creator Fee
Contact Address
コレクションの詳細が乗ったページアドレスが記載されています。
このアドレスを選択すると詳細情報が記載されたページに飛びます。
Token ID
各コレクションに独自に割り当てられたシリアルナンバーが記載されています。
Token Standard
トークン規格の種類が記載されています。
ERC-1175とは、NFTを発行する際に唯一無二の価値を持たせる機能が備わっています。
さらに、従来コレクションの発行は1点ずつしなければなりませんでしたが、このトークンはまとめて発行することが可能です。
Chain
このコレクションのブロックチェーンが記載されています。
このコレクションはイーサリアムです。
Metadata
メタデータの内容が記載されています。
メタデータとは
メタデータとはNFTコレクションなどの詳細データのこと指します。
具体的にはコレクション名、コレクション作成者名、発行日、制作日などです。
画像や動画等本体のデータは、他の場所に保存されています。
理由はファイルサイズが大きいものはガス代が高くなってしまうからです。
このコレクションのメタデータはFrozenと記載されています。
このメタデータがフリーズ化しているということです。
メタデータ自体も他の所に保存されている状態を指します。
データを安全に保管したい場合はこのメタデータのフリーズ化が行われます。
Creator Fee
コレクション作成者にコレクションが売買される度に入る入る金額量が記載されています。
Creator Feeは最大10%まで設定できて、このコレクションも最大の10%で設定されています。
③のエリアの情報
最後に一番下段の③のエリアを見ていきましょう。
下段に記載されている情報は以下の通りです。
- Item Activity
Item Activity
このコレクションの売買履歴が記載されています。
購入価格や購入者名、購入日など見ることが出来ます。
いつ誰に購入されて、誰に売却されたなどの取引データが全て確認出来ます。
取引履歴が残るのはNFTの特徴のひとつです。
まとめ
今回はOpenSeaのNFTコレクションページについて紹介しました。
コレクションページに記載されている情報を理解することでNFT投資に役立ちます。
特にトップページには有益な情報が詰まっているので、少しずつ覚えていきましょう。