最近、話題となっているビットコインNFT。
通常のイーサリアムを使用するNFTと何が違うのでしょうか?
今後ビットコインNFTは間違いなくブームになります。
今回はビットコインNFTについて分かりやすく解説したいと思います。
この記事で分かること
- ビットコインNFTについて分かる
- イーサリアムNFTとの違いが分かる
ビットコインNFTとは
ビットコインNFTとは、その名の通りビットコインのブロックチェーン上に構築されるNFTのことです。
ブロックチェーンについては、以下の記事をご覧下さい。
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【初心者にも分かりやすく解説】ブロックチェーンとは?
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NFTについては、以下の記事をご覧下さい。
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【初心者に分かりやすく解説】NFTとは? 種類からメリット、デメリットまで
続きを見る
これまではイーサリアム上のブロックチェーン上にNFTが構築されることが多く、NFTを購入するにはイーサリアムが必要でした。
しかし、ビットコインNFTはビットコインでNFTが購入出来ます。
2023年2月に有名海外NFTのBored Ape Yacht Club(BAYC)を手がけたYuga Labsから「TwelveFold」というビットコインNFTが登場しました。
オークション形式で販売されて、何と約22億円で取引されました。
ここからビットコインNFTが、注目されるようになりました。
ビットコインNFTは、別名「Ordinals」と呼ばれています。
ビットコインordinalsやOrdinal NFTと呼ばれることもあります。
色々な呼び方があって混乱しそうですが、「Ordinals」の単語がで出てきたらビットコインNFTのことだと思って下さい。
ビットコインNFTとイーサリアムNFTの違い
では、ビットコインNFTとイーサリアムNFTの違いについて見ていきましょう。
ビットコインNFTとイーサリアムNFTの違いは、以下の通りです。
- 保存方法の違い
- 希少性が高い
- 購入、売却など全ての取引がビットコイン
- イーサリアムで使えていたOpenSeaやMetaMaskなどが使えない
- ロイヤリティが存在しない
1つずつ詳しく解説していきます。
保存方法の違い
NFTのデータは、イーサリアムNFTは主にオフチェーン保存、ビットコインNFTはオンチェーン保存されています。
オフチェーンとは
NFTの画像データ等は、NFTプロジェクトが用意したサーバーに保存され、そのサーバーに接続するURL等のみをブロックチェーンに保存する方法です。
オンチェーンとは
NFTの画像データ等やURLなど全ての情報をブロックチェーンに保存する方法です。
ビットコインNFT主にオンチェーンで保存されている為、ビットコインが無くならない限りNFTは存在します。
しかし、オフチェーンで保存する場合、NFTプロジェクトのサーバーがダウンした時にNFTそのものがなくなってしまう可能性があります。
なぜ、イーサリアムNFTもオンチェーンでやらないのか?
それは、イーサリアムでオンチェーン保存すると、ビットコインNFTの約100倍のコストがかかってしまうからです。
その為、ほとんどのイーサリアムNFTは、オフチェーンで保存されています。
メモ
イーサリアムでもオンチェーンで保存しているNFTもあります。
それは有名海外NFTの「CryptoPunks」です。
このNFTはNFTデータを全てイーサリアムのブロックチェーン上に保管されています。
なので、イーサリアムが無くならない限り存在するので、より価値があるということです。
希少性が高い
イーサリアムは無制限に発行されます。
反対にビットコインは、2100万枚と枚数が制限されています。
ビットコインNFTは、ビットコインに紐付けされてデータが保存されるので、イーサリアムNFTよりも希少性が高いと言えます。
購入、売却など全ての取引がビットコイン
イーサリアムNFTは、イーサリアムで購入、売却を行います。
ビットコインNFTは、購入、売却の全てをビットコインで行います。
なので、これからビットコインNFTを始める方はビットコインを準備する必要があります。
イーサリアムで使えていたOpenSeaやMetaMaskなどが使えない
ビットコインNFTでは、これまでイーサリアムNFTの購入、売却の為に使われていたOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスやウォレット(MetaMask)は使えません。
ビットコインNFTに対応したマーケットプレイスとウォレットを使う必要があります。
またビットコインNFTは最近で始めたばかりなので、対応しているマーケットプレイス、ウォレットがイーサリアムNFTに比べて少なくなっています。
ロイヤリティが存在しない
イーサリアムNFTでは、ロイヤリティがありました。
ロイヤリティとは
NFT販売者に入る報酬のこと。NFTが転売される度に手数料が販売者に入る仕組みのことです。
このロイヤリティの存在は、NFTを販売する人々にとって、めちゃくちゃ有益なシステムでした。
普通は物を売ると、購入された1回分の料金しかもらえませんが(当然です)、このロイヤリティは転売される度に無限に収益が入ってきます。
ビットコインNFTには現在の所、このロイヤリティが無いようです。
しかし、販売者にとってはデメリットですが、購入する側からすると手数料が少し安くなるのでメリットになります。
まとめ
今回はビットコインNFTについて解説しました。
NFTと言えばイーサリアムNFTでしたが、ビットコインNFTの登場によって、さらにNFTの世界が広がっています。
有名企業や芸能人などもNFTに参入してきていますので、今後はさらにNFTが普及するでしょう。
今後はビットコインNFTのブームがやってくるのは間違いなしです!
あなたもブームに乗り遅れる前にビットコインNFTに触れておきましょう!